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ヨガとアーユルヴェーダの関係性

2018年最初のイントラブログを担当しますチコです。

これまでアーユルヴェーダのドーシャのお話やスパイスのお話などを書いてきました(興味のある方はタグをクリックしてみてくださいね)。今回はヨガとアーユルヴェーダはどんな関係性なのか、ということを考えてみたいと思います。

ヨガとアーユルヴェーダは切っても切り離せない関係だと聞いてきたのですが、その割にヨガの練習生でもアーユルヴェーダを実践していなかったり、アーユルヴェーダに詳しくてもヨガの練習は日常的でない人も多いと思います。ヨガを補完するのがアーユルヴェーダなのか、アーユルヴェーダを補完するのがヨガなのか、さてどういうことなのでしょうか。

個人的な考えでは、1日を過ごすに当たってヨガもアーユルヴェーダも同じくらい必要不可欠で重要です。どちらも起床は夜明け前の精妙な時間帯を勧めます。起きてからすべき行為は体の中から荒い毒素を出す排泄を済ませ、睡眠後の汚れて混雑していない体の管に白湯やレメディーなどの必要なものを通し、ヨガの練習やオイルマッサージなどのトリートメントを行って1日を始めます。仕事や家事をしていてもどういうマインドであるべきかはヨガのオフザマットの練習ですし、空腹になればドーシャを乱さない食べるべき食事の内容をアーユルヴェーダが教えてくれます。

人生という長い目で見ても山もあり谷もあり、嬉しいこと悲しいことショックなこと困難なことが押し寄せてきます。ここでも起こった事象に対して反応するのではなく対応し受け止められるかはヨガの教えが役立ちますし、病気が発生しても精神的に乱れても原因となるドーシャの整え方はアーユルヴェーダが教えてくれます。現代の医療では病気になるとその痛みをなくすために投薬はしてくれますが、その痛みの原因は重要視されていません。しかしアーユルヴェーダでは原因も説明がつき、その解決法まで説かれています。例えば腰痛ですが、その解決法にはヨガとしてのアプローチもありますし、アーユルヴェーダとしてのアプローチもあります。どちらにも原因の説明と解決法が備わっていて、それが科学も未発達の数千年前から知恵として伝わってきているのです。

もう一つ、ヨガとアーユルヴェーダの共通点は「自分探し」です。ヨガでは「who am I?」自分とは何だろうという疑問を探る旅だと言えます。アーユルヴェーダでは自分の特質やドーシャを探っていく旅だと言えます。どちらも同じ頂上を目指しながらもそのルートが少し異なっているだけかもしれません。

ヨガは奇天烈なポーズをとったり柔軟性を競うものではないです。

アーユルヴェーダはオイルを垂らすだけの美容法ではないです。

情報過多なこの時代だからこそ、印象に振り回されずに脈々と受け継がれている知恵を生かして本質に触れて生活していきたいものです。

白湯

こんにちは、マニカイントラブログ2月担当のayumiです。

今回は【白湯】についてのお話したいと思います。

雑誌やネットなどでも、白湯が取り上げられている記事をよく見ます。
googleに【白湯】と入力するだけで、
デトックス、ダイエット、便秘改善、美肌や美容、冷え症解消、などなどなど
よさそうな効果が、たくさんたくさん出てきます。

たくさんのよさそうな効果については、雑誌やネットにお任せするとして
今回は、アーユルヴェーダの視点から【白湯】のお話をします。

アーユルヴェーダで白湯は『魔法の飲み物』とまで言われることがあります。
なぜ、ただのお湯のような白湯が魔法の飲み物なのでしょうか。

まずは、アーユルヴェーダの基礎知識を少し。

アーユルヴェーダでは、ドーシャという3つの性質があると考えられています。
それは、それぞれ「ヴァータ(vata)」「ピッタ(pitta)」「カパ(kapha)」と呼ばれています。
※詳しくは、chico先生の記事へ→【ヴァータ】【ピッタ】【カパ

この3つのドーシャそれぞれが調和している状態が、健康で良いとされています。
白湯は、全てのドーシャを含んだ完璧に調和のとれたものなのです。

ただのお湯が、完璧な調和?!?!

そうなんです、『ただのお湯』と『白湯』はとても似ているけれど、全く違うものなのです。
完璧に調和のとれた魔法の飲み物、【正しい白湯】の作り方を紹介しますね。

正しい白湯の作り方

①汲み立ての水をやかんにたっぷりと入れる
②水を入れたやかんに蓋をして強火にかけ、換気扇のスイッチをON!
③沸騰したら蓋を開け、ブクブクと煮立つくらいの火加減する
④そのまま10~15分ほど沸かし続ける

はい、完成。

簡単ですね(笑)

さて、この簡単な【正しい白湯】どんなふうに完璧な調和が取れているのか考えてみましょう。

3つのドーシャの代表的なエレメント、ヴァータ(風)、ピッタ(火)、カパ(水)
【正しい白湯】は、この「風」「火」「水」が完璧な調和をしているのです。

まずは「水」
汲み立ての水道水、またはそれを浄水したものがいいでしょう、
ペットボトルの水はなるべく避けましょう。
やむを得ずペットボトルの水を使う場合は、日本産の水にします。

次は「火」
電気ポットやIH調理器などではなく、ガスなどの火を使うようにしましょう。
これで「火」のエレメントを足します。

そして「風」
換気扇を回し、ブクブクを水蒸気が上がっている状態を10~15分保ちます。
ここで「風」のエレメントを足しています。

これで、完璧な調和のとれた【正しい白湯】になります。

次は、白湯の正しい飲み方について

がぶがぶとたくさん飲む必要はありません。
飲める温度(80℃~50℃程度)まで冷ましたものを、すするようにゆっくりと飲みます。

暑い時期や、ピッタが乱れていると感じる人は、熱過ぎるものを飲まないように気を付けます。
寒い時期や、冷えを感じたり、体が重く感じる人は、少し熱めの温度がいいと思います。

朝、起きてコップに1杯(150cc程度)、食事中にそれぞれ1杯ずつ
食間にも少しずつ飲んでも構いません。

朝、白湯を作り、朝飲んだ残りを保温ポットに入れて持ち歩き
一日かけて飲むくらいが丁度いいでしょう。

冷めた白湯は温めなおさず、また新しく作るのが良いとされます。
(ドーシャのバランスを考えればなぜかはわかりますね!)

飲み始めの最初のうちは、ただのお湯のように味気なく感じる白湯ですが
飲み慣れてくると(ドーシャのバランスが取れてくると)ほんのり甘く感じるんですよ!

アーマ(毒素)が溜まっていると、白湯がまずく感じそうです。

さあ、さっそく正しい白湯を作って飲んでみてください。
どんな味がするでしょうか?

とても手軽に生活に取り入れられる、白湯
ぜひ、みなさんも今から生活に取り入れてみてくださいね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
正しい白湯がどんな味がしたか、是非クラスの時に教えてくださいね!

では、またクラスでお会いできるのを楽しみにしています。

アーユルヴェーダの話-ヴァータドーシャ

2015年最初のイントラブログを担当しますchicoです。前回と前々回の続きとして今回はヴァータに関して書いてみようと思っています。アーユルヴェーダの話1はカパ話2はピッタでしたので、続けて読んでいただくと分かりやすいですよ。

さてヴァータは空間を移動する風が象徴されるように、物を動かして変化を起こします。とても軽くて不規則です。例えば台風などの強風はヴァータを乱すと言われています。過度な動きが影響してしまうのですね。

その結果どうなるかというと例えば乾燥が進んだり、落ち着きがなくなったり、冷えがおこったりします。銭湯などで湯上りに暑くて脱衣場にある大型の扇風機にずっと当たってると想像してみてください。最初は気持ちいいですが段々と肌はカサカサに、手足も冷えてくると思いますがそれと全く一緒ですね。そして現代の生活、特に都会ではとても忙しく生活している人が大半だと思いますが、動きまわりすぎることでやはりヴァータを乱します。

病気の大半はヴァータ由来によるものだと言われていますので、特にヴァータを乱しがちな現代人はケアすることがとても重要です。食べ物でいえば「甘味」「酸味」「塩味」をとることでヴァータを減らすことができます。ヴァータが乱れているときに、ヴァータの性質の食べ物、たとえば軽いもの、冷たいもの、乾燥しているものを食べると余計に乱れがひどくなります。軽くて乾燥しているお煎餅をボリボリ手放さずに食べているとしたら、すでにヴァータが乱れているかもしれません。

今日も日中は強い風が吹いていてヴァータが乱れやすい環境でした。こういう時には家の中を暖かくしてゆったりとした気分で油分を含んだ温かいスープ(これは乾燥、冷たい、軽いの反対の性質をもちます)などをとるようにしたり、温めたゴマ油でオイルマッサージをするとヴァータケアになります。

早いもので明日から2月。寒さは本番ですが、体の中で一番大切な内臓を冷やさないようにして暖かくして過ごしていきましょう。食べ物は毎日摂るもの、それで身体ができています。アーユルヴェーダの知恵も取り入れていただけたらとても嬉しいです!

アーユルヴェーダの話−ピッタドーシャ

7月のブログを担当しますchicoです。今回は前回からの続きでヴァータドーシャのお話を、と思ったのですが、これだけ暑くなってきましたのでピッタドーシャのお話をしたいと思います。前回のお話忘れちゃったよ!の方は是非こちらで復習がてら読んでみてくださいね。

5大元素の「火」を象徴するピッタ、1番分かり易いのは消化の火かもしれません。私達は食物を食べることで薪を体内にくべて、消化の火がそれをうまく燃やしてくれています。しかしピッタドーシャがアンバランスで炎が強過ぎたり弱過ぎたりすると、うまく薪を燃やすことができません。結果として未消化物がたまったり毒素が体内に残ったりします。このように消化や代謝を司るのがピッタです。

例えば、日本の真夏は暑いですよね。暑さは熱でもあり、ピッタを乱す原因でもあります。そこに暑いからといって冷たい飲み物や食べ物ばかり摂取していると、消化の炎に水をさすようなものですから消化力が落ちて代謝が上手くいかなくなります。ちなみに、胃は37度前後でいることが1番ご機嫌なんだそうです。冷たい飲み物ばかりではご機嫌に仕事してくれないのがお分かり頂けるかと思います。

ではどうやって熱をクーリングさせるかというと、温度として冷たいのではなく、冷性のものをとるようにすることです。例えばバラや白檀などは冷性なので、暑い外出先から帰宅したらローズウォーターを吹き付けてみたり、部屋で白檀のお香を焚くのは効果的です。食べ物でいえば甘み、苦み、渋みを取ること。甘い果実などは水分も沢山とれるし、茄子、苦瓜、葉物野菜、豆類、緑茶などがバランスをとってくれます。

ギーというバターを精製して作る油も冷性です。本来はフレッシュなミルクから作るものですが、無塩バターから作ることもできます。外界からの情報を取り入れる目もピッタの座なのですが、市販の製品などを使って目の周りを暖めると余計にピッタを乱してしまいます。そういう場合はギーをまぶたの周りに軽く塗って寝るのがお勧めです。

今年の夏も暑くなりそうですので、うまくピッタと付き合って夏バテしらずの消化の炎を保って食欲の秋を迎えましょう!